【1.基本情報】
所在地:東京都新宿区霞ヶ丘町3-2
レフト:91m
センター:116m
ライト:91m
収容人員:5,600人
開場:1961年
閉場:2019年
【2.概要】
全国にある第二球場の中では随一の存在感と知名度を有していた神宮外苑系の野球場です。
明治神宮野球場の第二球場であることから、「神宮第二」と表現されることが多く、大学野球を中心に利用されていました。 特に1973年から2013年までにおいては、東都大学野球連盟の二部リーグの主会場として長らく利用されていたことから、一部は神宮、二部は神宮第二という感覚を持っている人が多いと思います。
加えて、秋に行われる明治神宮大会の高校の部の主会場としても使用され、1999年までは決勝を除く全試合が開催されていました。
また、同球場はゴルフ練習場も兼ねる非常に稀有な存在の野球場でした。
ゴルフ練習場としては、神宮外苑ゴルフ練習場の西練習場として利用されていました。
多目的に活用されてきた同球場ですが、東京オリンピックに伴う明治神宮外苑一帯の再整備にあたり、秩父宮ラグビー場の後継施設である新秩父宮ラグビー場の建設用地となり、2019年11月に野球場としての役目を終え閉場されました。
【3.詳細】
第二球場は、神宮球場レフト側の裏となる北隣にあり、前述の通りゴルフ練習場としても利用されていたことから、非常に高いネットで囲われた特徴的な外観となっていました。
第二球場が建設された1961年当時、神宮球場の大きさは両翼100m・中堅118mでしたが、1962年にラッキーゾーンが設置され両翼が91.4mに狭められたことを考えると、当時の基準で理想的な大きさで造られたのかもしれません。
その後神宮球場は時代の変化に合わせフィールドの改修が1967年と2007年に行われ、両翼97.5m・中堅120m(2021年2月現在)となっていますが、第二球場のフィールドの大きさは建設当時から変えられることはありませんでした。
2021年2月現在、同球場は閉鎖されているものの未だ取り壊されてはおらず、東京オリンピック用施設の建設関係の資材置き場として利用されているようです。
【4.外部リンク】
明治神宮外苑/第二球場《公式サイト(明治神宮外苑)》
明治神宮野球場/明治神宮第二球場《Wikipedia》
明治神宮外苑/ゴルフ練習場《公式サイト(明治神宮外苑)》
明治神宮外苑ゴルフ練習場《Wikipedia》