【基本情報】
所在地:京都府宇治市広野町八軒屋谷1
レフト:91m
センター:122m
ライト:91m
収容人員:8,000人
開場:1982年
京都府で二番目の人口規模を擁し、京奈間の要所として古くから栄え、日本三大銘茶の一つである宇治茶や、10円硬貨に描かれた平等院鳳凰堂で有名な宇治市にある野球場です。
自治体の規模同様、京都府においては西京極野球場に次ぐ存在感を持っていますが、規模を収容人員とすると、西京極野球場、東舞鶴公園野球場に次ぐ3番目の大きさとなります。
京都府においては京都市の規模があらゆる面で圧倒的であり、府域が縦長でもあることから、第二位的な施設は京都府北部に配置されることが多いようです。
尚、本球場は府営の施設であり、宇治市内には黄檗公園野球場がという市営の野球場があります。
野球場のある山城総合運動公園は、京都府南部のスポーツ・レクレーション施設として整備されており、「太陽が丘」という愛称で親しまれています。
同公園には陸上競技場や球技場の他、野球場も第一から第五までありますが、観客席(芝生法面を除く)とフェンスが付いているのは第一野球場である本球場のみです。
収容人員8,000人の内訳は、内野席1,400人・外野席6,600人となり、全国高等学校選手権京都大会や京滋大学野球連盟の一部の試合で利用されています。
また過去に西京極野球場が長期改修工事を行っていた時期には、全国高等学校選手権京都大会の主会場となり決勝戦が行われたこともあります。
ただ、他都道府県では二番手・三番手の野球場でも収容人員が10,000人を超えていることもあり、福島県のあづま球場(収容人員30,000人)といわきグリーンスタジアム(収容人員30,000人)のような例もあることから、一番手の野球場を本球場で代替するにはちょっと不足感があったように思われます。
ところで、日本三大銘茶ですが、静岡茶・宇治茶は不動なものの、三番目を狭山茶とする説と知覧茶もしくは鹿児島茶とする説があります。
これは鹿児島県のお茶の生産量が静岡県に次いで全国第二位であることが由縁のようですが、知覧茶としたり鹿児島茶としたりする辺りからも、まだ定まりきっていない概念のようにも思われます。
ちなみに三大商社と四大商社のように四大銘茶という定義はないようです。

【外部リンク】
京都府立山城総合運動公園-野球場《公式サイト(京都府公園公社)》
京都府立山城総合運動公園《wikipedia》
宇治茶《wikipedia》