【1.基本情報】


所在地:名古屋市熱田区旗屋1-10-45
レフト:91.44m
センター:115.82m
ライト:91.44m
収容人員:9,000人
開場:1950年

【2.概要】


三種の神器の一つである草薙剣を御神体とした熱田神宮の外苑にある野球場です。
全国にある神宮外苑の中に整備された球場のうちの一つであり、明治神宮外苑の明治神宮野球場、北海道神宮外苑の円山球場に続く規模と知名度を持っています。
2021年2月現在の球場名は、同球場のある名古屋市熱田区に本社を構え、東証一部に上場している愛知時計電機が創立120周年を記念して、2018年4月1日から3年間のネーミングライツを年120万円(税抜)で取得していることによるものです。
尚、120は「いちにいまる」と読みます。

【3.利用形態】


神宮外苑系の野球場ですが、明治神宮野球場とは違い愛知県が所有しています。
そして県営球場ということもあり、従前は名古屋市営で規模も施設も上回るパロマ瑞穂野球場(瑞穂公園野球場)を差し置いて、全国高等学校野球選手権愛知大会の決勝が長らく行われていました。
決勝の開催はもうないものの高校野球の予選ではよく使われおり、一方、パロマ瑞穂野球場は愛知大学野球リーグの1部で使用されるなど、棲み分けがされている感じです。

【4.その他】


余談ではありますが、知名度は神宮第二球場の方があったかもしれません。
但し、同球場は2021年2月現在まだ取り壊されていないものの、2019年11月に野球場としては閉場済みであり、東京オリンピック関連の資材置き場となっている為、カウントしていません。
一方、平安神宮に隣接する岡崎公園野球場もありますが、こちらは規模や知名度も然ることながら、神宮外苑という訳ではないようです。
また、「神宮の中にはない」という表現も見受けられますが、そもそも神宮の中に運動公園が造られることはなく、明治神宮野球場を始め神宮本体の敷地外となる外苑に存在しています。
同球場も過去の宮域整備事業によって整備された熱田神宮公園内にあり、熱田神宮とはおよそ1kmほど離れたところにあります。
ただし公園内には前方後円墳の断夫山古墳があるなど、古代に触れることのできる稀有な野球場です。

【5.外部リンク】


野球場 | 施設紹介 | 熱田神宮公園《公式サイト(指定管理者)》
熱田神宮公園野球場《Wikipedia》
熱田神宮公園野球場(名古屋市)のネーミングライツ取得について《ニュースリリース(愛知時計電機)》