【住所】北九州市八幡東区桃園4-1
【レフト】100m
【センター】125m
【ライト】100m
【収容人員】10,500人
【開場】1948年
九州及び福岡県第二の都市となる北九州市において、北九州市民球場に次ぐ規模を誇る野球場です。
北九州市は1963年に門司市・小倉市・若松市・八幡市・戸畑市の5市が合併してできていることや、新日鉄の企業城下町でもあったことなどの経緯もあり野球場が多い街となっています。
その中でも北九州市民球場は、かつての西鉄ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)や、現在の福岡ソフトバンクホークスが毎年公式戦を開催するなど圧倒的な存在ですが、桃園球場は二番手の野球場ながらも、過去にプロ野球が開催されたこともある一方、フィールドは全面土だったりと面白い存在です。
また設立の古い野球場には珍しくフィールドが広く、両翼100mも然ることながら、中堅125mは国内最深級となっています。
尚、中堅がより深い球場としては、愛知県岡崎市にある岡崎市民球場の中堅126mが挙げられます。
現存しない野球場では、例えば国鉄スワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)が本拠地としていた武蔵野グリーンパーク野球場(東京スタヂアム)が中堅128mだったりしますが、現存する野球場で中堅122mを超えるているのは稀です。
探せば桃園球場や岡崎市民球場の他にもあると思いますが、岡崎市民球場もプロ野球の開催実績があるので、「現存しているプロ野球開催球場」という定義においては、桃園球場は二番目に中堅が深い野球場かもしれません。
このように特徴的な野球場ですが、一般的な認知度はあまり高くありません。
実際「桃園球場」で検索すると、上位には「桃園国際野球場」が混じって出てきます。
といっても、「桃園国際野球場」は楽天モンキーズ(中華棒球職業聯盟)が本拠地とする台湾を代表する野球場の一つであり、「北九州市立桃園球場」は福岡県第二の都市の二番手球場という状況からすると妥当かもしれませんが・・・
尚、「桃園」の中国語カタカナ表記は「タオユエン」となるようです。

【外部リンク】
市立野球場一覧《公式サイト(北九州市)》
桃園球場《公式サイト(指定管理者)》
八幡桃園球場《公式サイト(日本野球機構)》
北九州市立桃園球場《Wikipedia》
桃園国際野球場《Wikipedia》
岡崎市民球場《公式観光サイト(岡崎市)》
武蔵野グリーンパーク野球場《Wikipedia》