【1.基本情報】
所在地:兵庫県三田市武庫が丘3-3836
レフト:90m
センター:115m
ライト:90m
収容人員:不明
開場:1990年
【2概要】
東京人や慶応大学出身者はどうしても「みた」と読んでしまいがちな兵庫県三田市にある野球場です。
本球場は北摂三田ニュータウンのフラワータウンと呼ばれるエリアにあり、最寄り駅は神戸電鉄公園都市線の「フラワータウン駅」となります。
多目的グラウンドという名称ですが、バックネット・ダグアウト・両翼のポールを備えるなど、完全に野球仕様で造られています。
また、バックネット裏はコンクリートの階段状、その他の内外野を囲む場所は緩やかな傾斜で整えられています。
本球場の外回りは450mのジョギングロードとなっていて仕切りはなく、公園と一体となっていることから有料試合の開催こそ難しそうですが、一般的なアマチュア野球には十分過ぎる観覧環境です。
【3.利用形態等】
硬式野球は小学生以下の練習を除いて使用できないということもあり、三田市の中では三田城山球場(城山公園野球場)、駒ヶ谷運動公園野球場に次ぐ三番手の扱いです。
多目的グラウンドという名称や三田市には他にも立派な球場があることから、存在感が薄く知名度は低い球場ですが、小ぶりな市町村のメイン球場と比べても遜色ありません。
また、どう見ても普通の野球場であるこの球場を「三田谷公園多目的グラウンド」と表現する人は少なく、「三田谷公園野球場」や「三田谷球場」と表現されることの方が多いようです。
なお余談ですが、三田谷は東京人にとっては「三田」の部分だけでなく「谷」もあるので、一回で「さんだだに」と読むのは難しいかもしれません。
【4.その他】
ところで北摂三田ニュータウンですが、球場のあるフラワータウンの他はウッディタウン・カルチャータウン・テクノパークの4つのエリアから構成されており、神戸電鉄公園都市線は「南ウッディタウン駅」や「ウッディタウン中央駅」など、カタカナの入った駅名ばかりです。
また、多摩ニュータウンや千里ニュータウンの失敗を糧にして計画されたニュータウンでもあり、開発に敢えて時間を掛けて緩やかに発展をさせたことから、三田市が10年連続で人口増加率日本一を記録した要因ともなっています。

【5.外部リンク】
三田谷公園/多目的グラウンド《公式サイト(指定管理者)》
三田谷公園《公式サイト(三田市)》
三田谷公園《紹介ページ(神戸電鉄)》
北摂三田ニュータウン《Wikipedia》